療育の様子

履いたり脱いだり

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一人で靴や靴下を脱いだり履いたりできるように、自分でできる部分をみつけましょう。またゴールに近い部分から毎日1回ずつ意識づけしていきましょう。
   

【自分でできる部分を見つける目安】
◎ 靴を履く
ア.自分で靴を出す。
イ.すのこの上に自分で座る。
ウ.マジックテープを自分でとめる。
エ.靴に足を入れようとする。
オ.靴に自分の足を入れる。
カ.入れてやると、かかと部分を引っ張ることができる。
キ.自分で靴を履ける。
ク.お尻をつかずに履く。
ケ.左右を間違わず、手際よく履く。
◎ 靴を脱ぐ
コ.  マジックテープを自分で外す。
サ.  靴のかかとに手を置く
シ.  靴を引っ張って脱ぐ
ス.  自分で靴を脱ぐ。
セ.自分で靴を片付ける。
ソ.手を添えて、一緒に靴を片付ける。
◎ 靴下編
タ.自分で靴下をカゴから出す。
チ.靴下をひっぱり上げる。
ツ.つま先部を入れて持たせると引っ張る。
テ.かかと部分まで入れると引っ張り上げる。
ト.自分で靴下を履く。
ナ.立ったまま靴下を履く。
ニ.手早くきれいに履く。
ヌ.残りを先っぽだけにして、引っ張って取る。
ネ.靴下のゴムのとこに、手を添えさせる。
ノ. 靴下を一人で脱ぐ。
ハ. 靴下を表に返す。
ヒ. 脱いだ靴下を自分で、カゴに片付ける。

<履きやすいものを選ぶ>
自分でサッと靴を履けると、こどもにとっても自信になると思います。最初は靴のかかとの部分に厚みがあり、スポッと足が入りやすい素材を選んでもいいかもしれません。かかと引き用リングをつけることも、愛情のこもった工夫と言えると思います。靴下も同様に、こどもが操作しやすいものを選びましょう。

    

靴や靴下を一人で履けるようになったら、床にお尻をつかないで履くことも習慣づけします。壁や靴箱などに手をついてバランスをとったり、壁によりかかったりするところから、しゃがんだ状態や立った状態等で履くことにステップアップしましょう。おうちの方と協力し、こどもに合わせて考えていきたいです。
以上、技能的・習慣的な部分についてお伝えしてきました。できるようになることはとても大事ですが、同時に、「玄関や入り口等の必要なところで靴を履き替えることが分かる。」「自分の靴をそろえて置く場所を覚える。」「自分で靴を履き替えようとする気持ちを育てる。」ことも大切です。
そして、ひとつのことができたときに、『できたという喜びを共有することができる』ようにしましょう。

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